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2009年 04月 08日
銀座教文館でまどみちお展が開催されています。まどさんは今年の11月100歳になられ記念してです。
今日はまどさんがアンデルセン賞を受賞された経過の講演があり、JBBYの島加代さんと、松岡享子さんが選考のいきさつを話してくださり素晴らしいお話でした。 まどさんが小さいものの中から宇宙を見つめ続け、ユーモアのある、簡単な言葉を使いこのような深い世界を表現される素晴らしさを、訳された美智子皇后のお力は言葉だけでなく、目から見る日本語と英語の視覚の雰囲気までも同じように訳なされていることの驚き。 このような目から見る感覚の翻訳までもなされていることの素晴らしさがあったからこそ、アンデルセン賞を受賞された過程を語られました。 また、お伝えできぬ内緒のうれしいこともありましたよ。 私はまどさんと紙芝居「おひさまにこにこ」を創りました。この詩の紙芝居はお母さんの手から出る朝の音だけの詩です。 朝の気持ちのいい穏やかな空気が漂っている詩です。 おひさまにこにこ よがあけた ほうきとはたきが おきだした ぱたぱた しゅっしゅっ〜 とつづきますが、 まどさん94歳の時で、イラク戦争があった年に紙芝居ができました。世界中の子どもがこの詩のような、 穏やかな朝が迎えられたら。と祈る思いで創りました。いい紙芝居なんですよ。平和を祈る紙芝居、まどさん初めての紙芝居です。 まどさんは「ててて」を片山健さんと創っています。まどさんの紙芝居はこの2本だけです。 私のこの原画も1枚展示されています。 実はまどさんの前でこの紙芝居を演じたことがあります。 まどさんは「紙芝居もいいねえ」とおっしゃられたお声は忘れられません。 この紙芝居今回のまどさん展で特別増刷してくださったのです.内緒ですが残り300部しかないそうです。 童心社のカタログにもでていない特別の紙芝居です。本屋さんに注文すれば手に入りますよ。手に入れて下さい。 「ぞうさんの詩人まどさん100歳展」は5月6日までです。感動ですよ。
by taiko_nagano
| 2009-04-08 10:16
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