by taiko_nagano
|
2009年 11月 01日
今森光彦さんから『今森光彦里山みらいじゅく』に招かれた。
講演会場はタイコ会館とあり、 「私のために、せとうちたいこ会館だ!」 と飛びあがったが太鼓会館だった。 今森さんのアトリエのあるの大津の仰木の里山を今森さんと歩く。 ほんとうにいい! 里山は長い間、人間が自然と折り合いをつけながら苦労して作り上げたもの。 そのぬくもりと時間が里山にはある。だからあぜ道を歩くだけでここちいい。 田んぼの中の農具小屋の朽ちかけた表情のいいこと。 立ちあがる煙、柿の実、あぜ道のりんどう、何もかもがうつくしい。 里山を歩きながら倉敷民芸館の外村吉之助館長の言葉をおもいだす。 「頭寒足熱腹八分」とは知識だけの頭ではだめ頭を冷やせ。足は大地の熱をしっかり感じて生きろ、腹八分とは食べ物のことだけでなく、すべて欲望は求めすぎるな」ということだと。 偉ぶらず、大地に立つとは里山のこれだとおもった。 仰木町の地元の人たちと今森さんのお力と魅力で立ち上げた、里山みらい塾。 高齢化で棚田はたくさんの問題を抱えている。日本中からこの美しい棚田が消えようとしている。 でも仰木町の人たちは高い誇りを持って棚田を守ろうとされている。 私たちも考えないと里山から見捨てられる。 人が人として生きてゆく大事な根っこが里山にはあるのですもの。 そのことを今森さんは心から大事にされて仕事をされておられる。だから今森さんのお仕事に誰もが心を打たれるのだ。 わたしもずーと棚田のお米を食べているのですが、里山の心をちゃんと食べなければいけないと思った。 仰木の皆さまから立派な稲穂束をお土産にいただいた。 重く垂れさがった稲穂の美しいこと。「実るほど、、、、」なのだなあと、 いま私はこの豊穣を床の間に飾って里山を思う。 今森光彦さーん、真弓さーん、仰木の皆さーん、実行委員のみなさーんありがとう!また行きたーい! 感謝でいっぱいです。 今森光彦さんのHP 里山みらいじゅく2009
by taiko_nagano
| 2009-11-01 13:20
| つれづれ
|
ファン申請 |
||